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【行ってきました】加藤俊樹写真展「失語症」 [写真]

新宿御苑そばにある Place M で開催されている 加藤俊樹さんの写真展「失語症」に行ってきました。

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加藤さんと言えば、元CAPAの編集長であり、私がこの仕事を始めるきっかけともなった方です。
当時は、よく五反田にあるCAPA編集部に夜ビールとつまみと自分の好きなCDとポジフィルムを持ち込んで
電車がなくなる時間までスライド写真を見ながら写真を語り合い楽しませていただいたものです。


加藤さんはその後、品川インターシティーの真っ赤な会社に転職され
その後なかなか会う機会がなくなりました。


が、加藤さんは私同様ハワイが大好きでよくそんな写真を見せていただいていましたが
2011年の年末四谷で写真展をされました。


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この時の写真もすごく素敵でした。



しかし、その翌年。。。
脳出血で倒れられたと人伝で伺いました。
ちょうどその時私もかなり仕事で追い詰められていて
お見舞いに伺うことができませんでした。


その後、Facebookなどで言葉が発せられないと知りました。
しかしながら奥様と懸命のリハビリをされて
少しずつ言葉を発することができ、平仮名が書けるようになり
名前を漢字で書けるようになっていかれました。


そんな中で撮影された写真の数々がこの写真展に飾られています。




今日は私も久しぶりに時間があったので、1枚ずつじっくり鑑賞させていただきました。


前回の個展の時も素晴らしい作品が並んでいましたが、
今回の展覧会はその作品たちから感じる感情のパワーがすごかったです。
「見ているものに語りかける力」
そんなものをすごく感じました。


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※中でも私がとても感銘した作品(左)※本写真展の案内はがきにもなっています。
と、加藤さん。



加藤さんとお話しさせていただいて、知ったのですが展示された作品はほとんど40mmで撮影されているようです。









私は仕事では、広角レンズの遠近感の魅力や望遠レンズの美しいボケ味などを世にご紹介しています。
見たこともないような美しい景色、一瞬を切り取った息をのむような映像。
そうやってカメラやレンズの魅力をお伝えしています。





「写真の魅力」ってそんなところにあるのでしょうか?

実は
いつもの日常に、目に見えている画角にもっともっと素晴らしい世界があるのではないでしょうか。



そんなことを感じ、「写真」って本当に奥が深いのだな・・・・と
改めて感じさせられました。

とってもとっても勉強になりました。




ぜひ皆さんもそんな「写真」の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


加藤さんの写真展は明日まで。
ぜひ、足を運んでみてください。




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加藤俊樹写真展「失語症」
@Place M

所在地 : 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F 
TEL : 03-3341-6107
ギャラリー : 12:00―19:00 














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