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3.11 そして4年 [その他]

東日本大震災地震から、丸4年。


日常のオフィスでその時を迎えた。


1446

 

館内放送が流れ、1分間の黙祷。







あれからオフィスも変わり、住まいも変わった。




しかし、あの時の光景は今でも焼き付いている。



スライド式ロッカーが左右に揺れた音。崩れ落ちる数々のカメラ。
高層ビル特有のあの嫌な横揺れ。



そして、非日常の状況。


JR
の改札にはシャッターが下ろされ

110311-4.JPG


帰れなくなった人たちが溢れかえる。

110311-1.JPG 




以前何かの提出物に「自宅と勤務地の距離と時間」を記載する項目に。
電車経路で何分。徒歩で何分とあった。



正直、馬鹿にしていた。


「徒歩で何分」????
そんなのわかるわけないだろ!歩くやついるわけないし・・・



記載する理由が分かった。



8時間。
しかも6車線埋め尽くされる国道には動かなくなった車と黙々と歩く人の波。














やっとたどり着いた自宅では色々なものが散在されていた。

110312-1.jpg



そして部屋の片付けをしながらつけているTVには東北地方の生々しい状況が映し出されていた。
引き続いて東京でも余震は続いていた。



今日はあちらこちらで、復興支援という名のイベントやなんやらが行われています。

お祭り騒ぎだけだ!というものもあるでしょう。(そうは思いたくないけど)

そして、色々なSNSやブログ上でも震災の話が書かれているでしょう。





残念ながらこうやって文字にすることだって、書けば書くだけ安っぽい字の羅列になっているかもしれません。
でも、少なくても私は現実を真摯に受け止め真面目に向かい合って書いています。




東北で被災された方には本当に想像を絶する状況が今でも続いていると思います。
東京に住んでいる人でさえ、この震災で少なからず考え方や、状況が変わった人がほとんどだと思います。



3.11


時が流れて色々なものが良くも悪くも薄まっていくかもしれない。
それは、その時代を生きた人にとっては忘れてほしくない出来事なのかもしれない。


第二次世界大戦や原爆だってそうだ。
戦争知らない我々はどこか教科書上の出来事にとらえているけれど
体験した人たちからその話を受け継ぎ、戦争がどれほどいけないものなのかを教わっている。


終戦記念日に黙とうするのと同じように、
3.11
その1日だけになってしまっても哀悼の念を忘れずに祈りをささげよう。





けれども、たった4年
まだできることがあるのなら本当に小さいことから応援はできるはず。


特に未来ある子供たちのために。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

http://www.savechildren.or.jp/jpnem/jpn/index.html








私がこの震災で学んだ一番大きなこと

それは

「生きる」

ということ。

当時TVのニュースでは、避難所からまだ連絡の取れない家族へのメッセージを送り続けていた。
ある、お婆さんの言葉だった。テレビカメラに向かって

「大丈夫だよ。心配しないで。私は一生懸命生きていますから。」


"一生懸命生きる"


一生懸命とは、命がけで物事に当たることだとばかり思っていた。
違う。
一生懸命とは、生きること、生き続けることなのだ。

命ある限り、あきらめてはいけない。それが生きるということなのだ。





3.12



昨日の出来事がまるで嘘のように東京の空は真っ青に晴れ上がった。
休日なのに人のいない銀座。


高層ビルの合間から見えた「四角い青空」を見ながら思った。


上を向いて歩こうって。


110312-3.jpg
2011年3月12日撮影
撮影地:銀座







そして最後にもう一度改めて。
被災地に本当の春が早く訪れることを心よりお祈り申し上げます。



2014.3.11














 


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